【青物ってどこにいるの?】
それを見つけ出すのがショアジギングというカテゴリーの最大の難しさであり、また同時に楽しみでもある。
ヒラマサは別としてブリ族、カンパチなんかはいればかなりの高確率でヒットにまでは持ち込めるので、言わずもがな魚を見つけられれば釣果に直結すると言っていい。
要素1.水温
一般的に青物の適水温は18℃〜25℃程度とされており、適正水温の海域を狙うことが釣果への大前提となる。(大型魚やベイト付きなど一部例外あり)
*ホームとする房総はまさに今17〜18℃の狭間にありかなり魚の付き場が限定的かつシビアになってきている。
房総半島でいえば早い所で6月頃に水温が18℃を超え始め、12月半ば頃に18℃を下回る。
一般的にショアジギング最盛期と言われている時期と被る。
自身のホームポイントの水温は常に把握しておくと毎年の青物接岸/離岸のタイミングがかなりわかってくるし、その年によって適水温になる時期も2週間程度ズレがあることも多いので、ハイシーズンの1か月程度前に海水温を測りに行くことをオススメします。
↓モンショ兄やん使用品
ただ、最適水温のどこにでも青物がいるわけではない。
そこで次の要因となるのが捕食活動との関係である。
要素2.捕食活動
青物全般に言えるが彼らは朝マズメに好んで捕食活動を行う。
どこかの記事で読んだけど、青物は一日の食事量の約8割を朝マズメに摂取するらしい。(昼間ももちろん捕食するよ。昼間の釣り方は別記事にてそのうち笑)
経験上、日の出40分前~日の出1時間後のおよそ90分程度がゴールデンタイム。
ちなみに暗くても全然喰ってくる。
しかし太陽が昇るにつれて徐々にバイトが遠のき再び静かな海へと戻ってしまう。
大型ほどパターンにはハマりにくい傾向にあるから一概には言えないが捕食活動を終えた魚は沖合へと戻っていくため、ショアから届く範囲に魚がいなくなるから釣れなくなる。
彼らにとってショアラインは捕食活動の際にベイトを追い込む場所であり、普段の行動エリアではないということを理解しておくと良いかもしれない。
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ここまででショアジギングで青物を獲りたければハイシーズンの朝マズメに釣りすればいいじゃん!てなりますね。
そう、ここまではごく当たり前のことで全員が知っていること。
で、ここからが最もみんなが気になるであろうポイントについてのお話。
要素3.ポイント選択
個人的に思うショアジギングにおけるポイント選びは
釣れそうなところを探す。ではなく、
釣れなさそうなポイントは避ける ことが最も重要。
何度でも言います。最も重要!!マジで。
青物のポイント選びってホント取捨選択で、魚と出会う可能性を1%でも上げていく作業になるからぜひ知っておいて損はないと思います。
もちろん季節や潮位、風向き、風速によって毎回釣れなくなるポイントは違いますけどね。
じゃあ釣れない要素ってなんやねんて話。
要は青物が接岸する要素が少なかったり、彼らが嫌う要素が多かったりで判断できちゃいます。
【釣れない要因】
・ベイトがいない ←付近の漁船確認
・濁りの影響 ←風表のシャローは風に激弱
サーフや土混じりの磯場は壊滅的
近くに川があれば濁が流入
・澄み潮 ←いつもより水質がクリアな場合、プランクトン皆無=ベイトがい
ない可能性あり。
・水潮 ←雨降った翌日のシャロー帯/潮の動かない時間帯は特に
避けるべき
・シャローエリアの朝マズメ干潮前後 ←浅すぎて回遊エリア対象外になりやすい。
・朝マズメと潮止まりがモロ被り ←貴重なチャンスタイムに潮動かないんかい!泣
・横風モロに受ける ←飛距離不足、ルアーが浮き上がってしまっている
etc...
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ただ、一定の状況下で釣れない要因が重なってしまうポイントがあるということは、
裏を返せばその状況下において、上に書いたようなマイナス影響を受けないようなポイントを選択することができれば、何も考えずにポイント選択していた時と比べて釣果に雲泥の差が出ること間違いなし。
ワタクシの場合、平日の5日間は情報収集、ポイント選択に頭を悩ませ、土日に釣行実践して答え合わせを行っています。毎週トライ&エラー。
毎回ポイント外してしまう方や、あまり釣行回数を重ねられない方は特に上のポイントを気にしながらチョイスしてみてはいかがでしょうか?
というお話でした!!
おわり。